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外壁塗装の色選びに迷ったら

やっと外壁塗装の業者を決めて一安心と思ったら、次に決めなきゃいけないのは外壁の色です。
工事がすぐに始まるならあまり時間はありません。一度色を決めたら、最低でも10年は毎日その色を見て暮らすことになります。後悔はしたくありません。

施工担当から1週間くらいで色を決めてほしいと言われ、大慌てであれこれ考えました。限られた時間の中で何をしてどのように色を選んだのか、記事にまとめてみます。外壁塗装の色選びで悩んでいる方の参考になればうれしいです。

住宅街を散策しイメージを膨らませる

通勤前や休みの日など、少しでも時間があれば、住宅街を自転車や徒歩で見て回りました。電車に乗ったら窓に張りつき、流れる家々の外壁や屋根の色をチェックしました。今まで人の家なんて気にも留めなかったのに、どこにいても外壁が目に飛び込んでくるから不思議です。

外壁・屋根・雨どい、どんな色の取り合わせが合うのか、周囲の外観と調和しているかなど、色々な角度から住宅を眺めイメージを膨らませました。気に入った色があれば、遠くからこっそり写真に撮って施工担当者に見せたり、近所なら一緒にその家を見に行って色のイメージを共有してもらいました。

目次

面積効果を知る

面積効果って知っていますか?
同じ色でも小さな面積と大きな面積では、色が違って見える現象のことです。

一般的に以下のようなことが言われています。
小さな面積で見るより大きな面積で見た方が、明るい色はより明るく見え、暗い色はより暗く見える。

具体的にどういった色が面積効果の影響を受けやすいかというとベージュやクリーム色などの薄い色と黒や紺などの濃い色です。

カタログの色見本には色チップがずらっと並んでいます。一つ一つの色チップはとても小さくお刺身一切れくらいの大きさしかありません。そんな小さな色チップを見て家の外壁全体をイメージしなさいというのは酷な話です。

たとえば小さなチップで見るときれいなペールピンクでもその色を外壁全面に塗ると想像よりかなり白く仕上がります。ペールピンクを選んだはずなのに仕上がりを見たら真っ白に見えるということはよくある話です。

逆に黒や紺などの濃い色は、小さなチップではそれほどインパクトはありませんが、外壁全面に塗るとより濃く強く感じられます。思ったより圧迫感を感じるかもしれません。

薄い色の場合、思っているイメージより一段濃いものを選び、濃い色の場合、思っているイメージより一段薄いものを選ぶとよいと言われます。そのほうが理想の色に仕上がる場合が多いのです。

外壁を濃い色にする場合は、雨どいや窓枠などアウトラインの色を白にするとメリハリがでて明るさを演出することができます

パソコンのシミュレーションなどを利用する

色の候補をいくつか決めたら、パソコンでシミュレーションをしてもらいましょう。施工業者は事前に家の写真を撮っているので、それをベースにしてカラーシミュレーションしてくれます。完成時のイメージがしやすくなります。
ただ、パソコンの画面上で見るのと紙に印刷して見るのとでは、微妙に色味が違います。あくまで参考にする程度にとどめておいた方がよいかもしれません。

また、希望すればA4サイズの色サンプルも見せてくれます。塗装後のイメージが膨らむように実際に外壁に貼り付けて眺めたりします。色チップで見るよりもずっとイメージがしやすくなります。

おわりに

なるべく汚れが目立たないようにしたいなら、白、黒以外の中間色グレーや濃いめのベージュなどがおすすめです。
服と同じで白は汚れが目立ち、黒は色があせて白っぽくなります。明るさを抑えた暗めの色の方が、汚れと同化し汚れが目立ちません。

外壁塗装の色選びは、面積効果や光の加減などでなかなか難しく、かなり神経を使います。限られた時間の中で精一杯考えて色を決めたら、たぶんその色が一番いい選択なのです。仕上がりを見て少しイメージと違うかなと思っても、やるだけのことをやった結果であれば、きっと愛着もわいてくるはずです。

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この記事を書いた人

50代経理職員
家族構成は、夫、社会人娘、大学生息子
50代になり、ふと気がつくと思ったより貯金ができてない

反省点は3つ
・教育費にお金をかけすぎた
・部屋が不用品でいっぱい
・勉強せずに投資をしていた

50代主婦が一念発起し、シンプルライフとお金に余裕がある老後を目指して、発信しています。

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