【2025年】型落ちiPhoneの選び方|iPad miniとの2台持ちにおすすめ!

中高年の方には「iPad miniを“画面の大きいiPhone”として使うと快適ですよ」とよくおすすめしています。
とはいえ、iPhoneでしか使えない機能もあるため、どうしてもiPhoneとiPad miniの2台持ちが必要になります。
「iPhoneだけでも高いのに、2台持ちなんてムリ!」という声が聞こえてきそうですね。

でも実は、型落ちiPhoneを選ぶことで、2台持ちをぐっとコスパよく、快適に運用できるんです。
この記事では、2台持ちしたいけど費用が心配…という方に、型落ちiPhoneの選び方について紹介しています。
ムリだと思っていた2台持ちが、意外と身近に感じられるはずです。

iPhoneとiPad mini の2台持ちで変わること

iPhoneとiPad miniの2台持ち運用を始めると、iPhoneの役割が明確になり、それに伴って自分の心境にも変化が現れます。どういうことなのか、くわしく解説します。

iPhoneがサブ機になる

iPad miniを持つと、iPhoneの出番はぐっと減ります。
家でも外でも手に取るのは、画面の大きいiPad mini。LINEやメール、SNS、動画視聴など、ほとんどのことをiPad miniで済ませてしまうので、「今日は1度もiPhoneを開いていない」なんて日もあるほどです。

iPhoneを使うのは、電話やカメラ、SMS、タッチ決済のときくらい。あとは、満員電車でiPad miniを開けない場面や、バッテリーが切れたときのサブ機として活躍するようになります。

iPhoneのバッテリー持ちがよくなる

動画やWeb閲覧などバッテリーを多く消費する用途はiPad miniに任せているので、iPhoneのバッテリー消耗を減らせます。

2台を用途ごとに使い分けることで「どちらかのバッテリーが切れても困らない」という安心感があります。​モバイルバッテリーが必要になることも少なくなるでしょう。

バッテリー最大容量の消耗がゆるやかになる

iPad miniを使うようになると、iPhoneの「バッテリー最大容量」の減り方もゆるやかになります。

バッテリー最大容量とは、iPhoneが現在どれくらい電気を蓄えられるかを示す数値です。
新品の状態では100%ですが、充電や放電を繰り返すうちに化学的な劣化が進み、少しずつ下がっていきます。

最大容量が80%を下回ると、1回の充電で使える時間が短くなり、買い替えを検討する人が増えてきます。

●バッテリー最大容量の調べ方

「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態」または「バッテリーの状態と充電」

iPhoneの買い替え欲求が減る

iPhoneとiPad miniを併用すると、iPhoneの使用頻度が減り、バッテリー消費も抑えられ、本体の寿命も長くなります。

すると、もうひとつの変化が起こります。
――iPhoneを新しいモデルに買い替えたいという気持ちが薄れていくのです。

iPhoneは毎年のように新モデルが登場し、SNSではレビューや開封動画、インフルエンサーの投稿が話題になります。
以前なら「自分も欲しい」と思っていたのに、2台持ちを始めてからは不思議と心が動かなくなりました。

iPhoneがサブ的な役割になったことで、「必要な機能さえ使えれば十分」という心境に変わっていったのです。

もちろん、Apple Intelligenceなど新しい機能を試したい場合は、iPad miniを最新モデルにすればOK。iPad miniの新モデルは3〜4年のゆっくりしたペースで登場します。

目次

型落ちiPhone価格を年代別に比較

新モデルに比べて、型落ちiPhoneはどのくらい割安なのでしょうか。
実際の価格を年代別に並べて、違いを見てみましょう。

Appleストアでは基本的に最新モデルのみが販売され、旧モデルは販売終了となるのが一般的です。
そこで今回は、型落ちiPhoneが多く出品されているAmazonを参考に、新品と整備済み製品を含めた最安価格を比較してみます。

【2025年新モデル】 Phone17 128GB 129,800円(税込み

型落ちiPhone 価格の比較

モデル名

発売年

税込み価格

iPhone 16e 128GB

2025

99,800円

iPhone 16 128GB

2024

114,800円

iPhone 15 128GB

2023

90,200円

iPhone 14 128GB

2022

63,779円

iPhone SE(第3世代) 64GB

2022

26,700円

iPhone 13 128GB

2021

50,963円

iPhone 12  128GB

2020

41,609円

iPhone 12 mini 128GB

2020

38,383円

iPhone SE(第2世代) 64GB

2020

17,374円

iPhone 11 128GB

2019

38,114円

iPhone XR 128GB

2018

29,799円

たとえば、3年前に発売された iPhone 14(整備済み品・128GB) は、最新モデルである iPhone 17(新品) のおよそ半額で購入できます。

iPad mini との併用を検討されているなら、型落ちiPhoneと組み合わせることで、2台持ちのハードルをぐっと下げられそうです。

参考までに、現時点で最新の iPad mini(A17 Pro) の価格は次のとおりです。

  • Apple iPad mini(A17 Pro)Wi-Fiモデル 128GB
    78,800円(税込み)【AppleStore】
  • Apple iPad mini(A17 Pro)セルラーモデル 128GB
    104,800円(税込み)【AppleStore】

気軽に買える価格ではありませんが、最新iPhoneと比べると割安感があります。整備済み製品や中古での購入を検討すればトータル金額をもっと抑えられます。

型落ちiPhoneを選ぶ基準

「型落ちiPhone」といっても、1年前のモデルと7年前のモデルでは、性能やバッテリーの持ちに大きな差があります。
ここでは、型落ちiPhoneを購入する際に確認しておきたい重要なポイントを紹介します。

サポート期間から選ぶ

Appleの製品は「長く使える」ことで人気があります。
でもひと口に「サポート」といっても実は3つの種類があるのをご存じでしょうか。

  • iOSのサポート
    iPhoneが最新のiOSバージョンにアップデートできるかどうかを指します。発売から5〜7年ほど経つと最新iOSの対象外となり、新機能の追加や最新のセキュリティ更新が受けられなくなります。
  • セキュリティのサポート
    iOSのサポートが終わっても、数年間は過去のiOS向けにセキュリティ修正が配信されます。
  • 修理のサポート
    Apple Storeや正規サービスプロバイダでのハードウェア修理対応を指します。販売終了から5〜7年ほどは、部品在庫があれば修理を受けられます。

最新iOSにアップデートできなくなると、新しい機能が使えなかったり、対応アプリがインストールできなかったりします。でも、電話・メール・カメラ・ネット・動画視聴など、基本的な使い方なら最新iOSにアップデートできなくても問題ありません。

しかもAppleは、iOSのサポートが終わった後でもしばらくの間、セキュリティ対策を続けてくれます。そのため、発売から10年近く経っても安心して使えるケースも多いのです。

サブ機として使うなら、サポートが終わってもすぐに買い替える必要はなさそうです。

使用期間から選ぶ

型落ちiPhoneをどのくらい使いたいのか、そして実際どのくらい使えるのかを考えてみましょう。

たとえば、バッテリー消耗という視点から見ると、最大容量が80%くらいまで下がると、フル充電しても使える時間が短くなってきます。

iPhoneを1日5〜6時間以上使うヘビーユーザーなら、だいたい1年半〜2年半ほどで80%前後まで劣化することがあります。バッテリーを交換することも可能ですが、費用はおよそ1万5千円ほどかかります。

一方、iPhoneとiPad miniの2台持ちの場合、使う時間を分散できるので、バッテリーの減りもゆるやかです。3〜5年、場合によってはそれ以上使えることもあります。

バッテリーを交換して長く使うか、劣化をきっかけに買い替えるかで、選ぶモデルの考え方も変わってきます。

搭載機能から選ぶ

Phoneでよく使う機能や、「ここだけは外せない」というポイントが明確なら、どの型落ちモデルを選ぶべきかが見えてきます。
主な機能がどのモデルから搭載されたのかを、以下にまとめました。

機能の搭載

対応モデル

ナイトモード
※暗い場所や夜景でも明るい写真が撮れる自動撮影機能

iPhone 11以降

マスクをしたままのFace ID認証

iPhone 12以降

5G通信対応
4Gより10倍以上の通信速度が高速で、動画のストリーミングや大容量データの送信がスムーズ。

iPhone 12以降

MagSafe(マグセーフ)充電
ケーブルを使わなくても磁力でiPhoneを自動的に吸着させて充電ができる機能

iPhone 12以降

センサーシフト式手ブレ補正
※カメラ内センサーで手ブレを防いで写真や動画をくっきり撮るのに役立つ機能

iPhone 13以降

衛星通信(緊急SOSサービス)
※携帯電話やWi-Fiの電波が届かない場所でも、緊急通報を人工衛星経由で発信できる安全機能

iPhone 14以降

衝突事故検出機能
※激しい衝突事故をセンサーで検知し、利用者が反応しない場合に自動で119番(緊急通報)や救急サービス、登録した緊急連絡先に通報・通知する安全機能

iPhone 14以降

充電端子がUSB-Cに変更
※充電端子の互換性が向上。従来のLightningタイプより高出力充電に対応しやすい。

iPhone 15以降

Dynamic Island搭載
※画面上部の表示機能。通知や進行中のアクティビティが表示・操作可能

Phone 15以降

Apple Intelligence搭載
※高度AI機能&デバイスタスク自動化

iPhone 16以降

アクションボタン搭載
※好きな機能をワンタッチで呼び出せる本体の側面にある便利ボタン

iPhone 16以降

カメラボタンコントロール搭載
※写真撮影や動画録画の開始・停止、カメラの切り替えなどがiPhone本体のボタンで行える機能

iPhone 16以降

iPad miniと2台持ちするなら、iPhoneにどんな機能を求めるかを明確にし、その機能がどの年代のモデルから搭載されているかを確認して選ぶのがおすすめです。

バッテリー持ちから選ぶ

型落ちiPhoneを選ぶとき、日々のバッテリーの持ちを重視する人も多いでしょう。
ここでは、各モデルのバッテリー容量とビデオ再生時間(最大)を比較してみます。

iPhoneモデル

バッテリー容量 (mAh)

ビデオ再生時間(最大)
ローカル再生※1

ビデオ再生時間(最大)
ストリーミング再生※2

iPhone 16e

約4,000〜4,005 mAh

最大26時間

最大21時間

iPhone 16

約3,561 mAh

最大22時間

最大18時間

iPhone 15

約3,349 mAh

最大20時間

最大16時間

iPhone 14

約3,279 mAh

最大20時間

最大16時間

iPhone SE(第3世代)

約2,018 mAh

最大15時間

最大10時間

iPhone 13

約3,227 mAh

最大19時間

最大15時間

iPhone 12

約2,815 mAh

最大17時間

最大11時間

iPhone 12 mini

約2,227 mAh

最大15時間

最大10時間

iPhone SE(第2世代)

約1,821 mAh

最大13時間

最大8時間

iPhone 11

約3,110 mAh

最大17時間

最大10時間

iPhone XR

約2,974 mAh

最大16時間

最大11時間

※1「ローカル再生」・・・・・ ダウンロードされた動画ファイルを再生
※2「ストリーミング再生」・・・Wi-Fiやモバイル通信を使いオンラインで動画を再生

バッテリー容量は、ストレージ容量に関係なく同一モデルでほぼ共通です。
モデルが新しくなるほどバッテリー容量は少しずつ増加し、持続時間も向上しています。
中でもiPhone 16eは、シリーズの中でもトップクラスのバッテリー持ちを誇ります。

一方で、「SE」や「mini」シリーズはコンパクトなサイズゆえにバッテリー容量が小さく、動画再生時間も比較的短めです。

2台持ちでiPhoneをあまり使わないなら、バッテリーの持ちをそれほど気にしなくてもいいかもしれません。

サイズから選ぶ

iPhoneのサイズは、使い心地を左右する大事なポイントです。
ポケットに入れて持ち歩きたいなら、通常サイズのiPhoneでも十分ですが、2台持ちの場合は「できるだけ小さいほうがいい」と感じる人も多いでしょう。

コンパクトさを重視するなら、第3世代までのiPhone SEシリーズやminiシリーズがおすすめです。

一方で、2台持ちでもiPhoneを使う時間が長く、画面の見やすさを優先したい人にはiPhone Plusシリーズという選択肢もあります。

iPhoneは年によって販売されていないサイズもあるため、下の表でモデルごとの大きさを確認しながら、自分に合ったサイズを探してみてください。

モデル

画面サイズ(インチ)

サイズ(mm)

重量(g)

iPhone 16e

6.1

147.6 x 71.6 x 7.8

167

iPhone 16

6.1

147.6 x 71.6 x 7.8

170

iPhone 16 Plus

6.7

160.9 x 77.8 x 7.8

199

iPhone 15

6.1

147.6 x 71.6 x 7.8

171

iPhone 15 Plus

6.7

160.9 x 77.8 x 7.8

201

iPhone 14

6.1

146.7 x 71.5 x 7.8

172

iPhone 14 Plus

6.7

160.8x 78.1×7.8

203

iPhone SE(第3世代)

4.7

138.4 x 67.3 x 7.3

144

iPhone 13

6.1

146.7 x 71.5 x 7.65

173

iPhone 12

6.1

146.7 x 71.5 x 7.4

162

iPhone 12ミニ

5.4

131.5 x 64.2 x 7.4

133

iPhone SE(第2世代)

4.7

138.4 x 67.3 x 7.3

148

iPhone 11

6.1

150.9 x 75.7 x 8.3

194

iPhone XR

6.1

150.9 x 75.7 x 8.3

194

【まとめ】自分に合う“ちょうどいいiPhone”を選ぼう

型落ちiPhoneは、最新モデルに比べて価格が手ごろで、機能面でもまだまだ十分に使えます。
選ぶときは「サポート期間」「バッテリーの持ち」「サイズ感」など、自分がどんな使い方をするかを基準に考えるのがポイントです。

たとえば、2台持ちでiPhoneの使用頻度が低いなら、多少バッテリーが減っていても困ることは少ないでしょう。
逆に、メイン機として長く使いたいなら、できるだけサポート期間が長くバッテリー持ちのよいモデルを選ぶと安心です。

そして、手のひらにすっと収まる小さめのiPhoneを選ぶか、大画面で見やすいモデルを選ぶか——。
どちらを選んでも、日々の使い方にフィットしていれば、それが“あなたにとっての最適な1台”です。

無理に最新モデルを追いかけなくても、心地よく使えるiPhoneはきっと見つかります。

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