使わなくなったパソコンの処分って、なかなか気が進みませんよね。「手間が面倒」「費用をかけたくない」と感じる人が多いのではないでしょうか。
私も手間をかけたくないという理由で、怪しい廃品回収業者に声をかけ、危うくだまされそうになった経験があります。
この記事は、過去の苦い経験がきっかけでパソコン処分について調べ、正しいパソコン回収業者を選び、家に居ながら無料でデータ消去し、パソコンを回収してもらうことができた私の体験談です。
同じように「わかってはいるけど動けない」という方の参考になれば嬉しいです。
パソコン処分を何年も放置していた理由
3台の使わないノートパソコン。
「そのうち処分しよう」と思いながら、気づけば何年も押し入れの中に。私がなかなかパソコンを手放せなかったのには、実は3つの理由がありました。どれも、過去のちょっと苦い経験が発端になっています。
①怪しい回収業者にだまされそうになった
パソコンを新しく買い替え、古いパソコンの処分を考えていた頃、ちょうど家の前を不用品回収のトラックが通りかかりました。
「ご家庭で不要になりました、パソコン、テレビ、エアコン、洗濯機、ミシンなど、何でも無料で回収いたします」
「無料」という言葉につい飛びつき、トラックを呼び止めて声をかけました。

あの、使っていないパソコンあります
そう伝えると──出てきたのは、金髪でガラの悪そうなお兄さんでした。



他にも何かないですか?壊れたアクセサリーとか
とか聞いてくるじゃないですか。そこで私はきっぱり言いました。



ありません!
それでも金髪兄ちゃんは引き下がらず、



待っているから家の中を探してきて
とかなりしつこく食い下がってきました。



・・・パソコンだけ回収してください
そう言うと、金髪兄ちゃんは面倒くさそうに



あ〜、じゃあデータ消去に5000円かかります



えっ!!
・・・ここで初めて「これは危ない業者だ」と気づきました。
金目のものを出させて安く買い叩いたり、不安を煽ってお金を請求したり、ニュースなどでよく注意喚起されている、あのパターンです。まさか自分から招き入れてしまうとは思いませんでした。
「ごめんなさい!やっぱりやめておきます!」と伝えると、お兄さんは舌打ちをして去っていきました。
その後調べてみると、無許可の回収業者による不法投棄などが問題になっていることが分かりました。適正な処理が確認できず、環境にも悪い影響があるようです。
環境省も、こうした業者の例として「町中を大音量で巡回している」「空き地で回収している」「チラシを配布している」「インターネットで広告を出している」といったケースに注意するよう呼びかけています。
(参考:環境省|「無許可」の回収業者を利用しないでください)
この一件があってから、パソコンを新しく買い替えても処分に踏み出せず、押し入れにそのまましまい込むようになっていたのです。
②データ消去が面倒、お金もかけたくない
じつは私、パソコンを初期化したら、データも完全に削除されると思い込んでいたんです。さきほどの怪しい回収業者との間で、こんなやりとりもありました。



データ消去には、5000円かかりますよ



パソコンは初期化してあるので、大丈夫です



初期化しただけじゃ、データは完全に消されていませんよ
データが残ったままだと犯罪に悪用されますよ



えっ!!
不安にかられて、ついお願いしそうになりましたが、もしかして嘘かもしれない、5,000円も払いたくないと思って断ることができました。
後で調べてみると、パソコンは単純な初期化だけではデータが完全には消えず、悪意のある人の手に渡ると復元されてしまう可能性があるということが分かりました。あの金髪兄さんの言っていたことは、あながち嘘ではなかったのです。
そしてデータを消去するには、専用のソフトが必要とのこと。Amazonで調べてみると千円前後で売られていました。
データ消去のためにわざわざ何千円もするソフトを買うのは気が進まない・・・。結局また処分が先延ばしになってしまいました。
③梱包が面倒、プチプチや新聞紙がない
そもそも私が怪しげな廃品回収業者を招き入れてしまったのも、もとをたどればパソコンの発送作業が面倒だったことに原因があります。
メーカーなどに回収してもらうには、パソコンを段ボール箱に入れ、グラグラ動かないように緩衝材(プチプチや新聞紙など)を詰めて発送しなければなりません。
ところが私の家には、プチプチがありません。新聞もとっていないので、新聞紙もありません。廃棄するパソコンを送るためだけに、わざわざ緩衝材を買うのはもったいない気がして、なかなか気が進みませんでした。
同じように、梱包が面倒でパソコンを処分できずにいる方も多いのではないでしょうか。
重い腰を上げたきっかけ
きっかけは、部屋の片付け・断捨離を進めていく中でのことでした。
クローゼットや押し入れを一つずつ整理していくうちに、「これ、いつか処分しようと思ってたやつだ」と、しまい込んでいたパソコンたちと再会。
断捨離を進めるなら避けて通れないと腹をくくり、ようやく本腰を入れて処分方法を調べ始めました。処分先は、家まで回収に来てくれる業者にしぼって探しました。
「リネットジャパン」に決めた理由
パソコンの処分先を探す中で、最終的に選んだのが「リネットジャパン」(環境省認定)でした。私がリネットジャパンに決めた理由は、以下のとおりです。
データ消去ソフトが無料で提供される
申込者にはデータ消去ソフトが無料で提供されます。何千円もするデータ消去ソフトを買うのを渋って処分を先延ばしにしていた私にとって、これは願ってもない話でした。
梱包がらく(段ボールがない場合、紙袋に入れてもOK)
リネットジャパンは緩衝材での梱包が不要で、段ボールがない場合は厚手の紙袋でも送れます。プチプチも古新聞もストックがない私には、これがとてもありがたいポイントでした。
公式の梱包方法(リネットジャパン 梱包方法ページ)を参考に、それぞれの梱包のポイントをまとめておきます。
段ボールに入れる場合
- パソコンが十分に入る大きさの段ボール箱を用意する(3辺合計140cm以内)
- 大きな物から下に詰める(緩衝材は不要)
- 付属品などパソコン以外の物があれば一緒に入れてもOK
- ガムテープでしっかり留める
- 重量が20kgを超えていないか確認する
紙袋に入れる場合
- パソコンが十分に入る大きさの、厚手の紙袋を用意する
- 紙袋にパソコンを入れる(隙間が多い場合は新聞紙などで埋める)
- 紙袋の口をガムテープでしっかり留める
- 紙袋の底や繋ぎ目が弱い場合は、ガムテープで補強する
- 重量が20kgを超えていないか確認する
緩衝材を一から用意しなくてよいので、思い立ったときにすぐ梱包できるので助かります。
同じ箱に小型家電を入れてもOK
パソコン周辺機器だけでなく、小型家電も同じ箱に入れてリサイクルできます。私は粗大ゴミに出すつもりだった電磁調理器を一緒に送ることができ、「これは一石二鳥だ」と背中を押されました。
申込〜回収までの流れ
1.公式サイトから回収を申し込む
リネットジャパン公式サイトから申し込みできます。
\ 公式サイトはこちら /
画面右上の「カンタンお申込み」をクリックして手続きを進めます。


申し込みで入力する内容は次の通りです。
- パソコンの台数を入力します(パソコンが1台でも入っていれば、1箱分の回収料が無料になります)。
- データ消去オプションの選択で「自分で消去する(無料)」を選びます。
- 回収希望日時を指定します(翌日以降で希望日を選べます)。
- お名前・ご住所などを入力して、申し込みを完了します。
データ消去ソフトは、申し込みが完了して初めてダウンロードできるようになります。自分で消去する場合は、作業する時間を見込んで、回収希望日時に少し余裕を持たせておくのがおすすめです。
2.データ消去ソフトをダウンロードする
申し込み完了後、リネットジャパン公式サイトのマイページからデータ消去ソフトをダウンロードして、データを消去します。
ただ、ダウンロード画面にたどり着くまでが少し分かりにくいと感じたので、手順を残しておきます。
1.マイページにログインする
2.「お申込み履歴一覧」の「詳細」をクリックする


3.「お申込み履歴詳細」の下部にある「ダウンロード」ボタンをタップして、ソフト(ZIPファイル)を取得する


それでもダウンロードの場所が分からない場合は、画面内のAIチャットに聞けば教えてくれますよ。
3.パソコンのデータを消去する
データ消去自体は、ソフトさえ手に入れてしまえば、迷うことなくスムーズに進められました。
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、中にある指示書に従って消去作業を開始します。画面の案内に沿って操作すると、ハードディスク全体のデータが上書き消去されます。
消去には数時間かかることがあるため、回収日の前日までに終わらせておくと安心です。また、電源が入らない故障パソコンの場合はソフトが使えないため、申込み時に「お任せ消去サービス(1台につき税込3,498円)」へ変更する必要があります。
4. 段ボールや紙袋に梱包する
データ消去が終わったら、パソコンを梱包します。
- 箱・袋の準備:手持ちの段ボール箱、または厚手の紙袋を用意します。
- 詰め込み:パソコン本体を入れます。一緒に、マウス・キーボード・ACアダプターなどの周辺機器や、不要な小型家電があれば同じ箱に詰めてもOKです。
- 封をする:ガムテープでしっかり口を閉じます。
※サイズの規定は「3辺合計140cm以内・重さ20kg以内」です。
5. 佐川急便の集荷・引き渡し
指定した日時に、佐川急便のドライバーさんが自宅まで集荷に来てくれます。
伝票の貼り付けは不要です。ドライバーさんが印字済みの伝票を持ってきてくれます。
梱包した箱(または紙袋)をドライバーさんに手渡せば、すべての手続きが完了です!
まとめ:パソコン処分は思っていたより簡単
私自身、「費用や手間が面倒」という理由で、何年も先延ばしにしてきました。でも実際に動いてみると、申し込みから回収までの手続きは、思っていたよりずっとシンプルでした。パソコン3台が家からなくなったときは、想像していた以上にすっきりした気持ちになりました。
パソコン処分は考えることが多く、つい後回しにしがちです。でも、実際に動いてしまえば拍子抜けするほどあっさり終わります。断捨離の小さな成功体験として、ぜひ一歩踏み出してみてください。






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