いつか処分しようと思いながら、何年も放置している使わなくなった電子機器(パソコン、スマホ、デジカメなど)。なぜ、なかなか処分できないのでしょうか。
それは、電子機器の処分は考えることが多すぎて、何から手を付ければいいか分からないからです。
「持ち込みがいい? 回収してもらう方がいい?」
「どこの買取業者に頼むのがお得?」
「パソコンのデータ消去はどうすればいい?」
——などなど、考え始めると面倒になって、つい「また、いつかでいいや」と先延ばしにしてしまいがちです。
でも、その「また、いつか」は、なかなかやってきません。今、やってしまいましょう!
ちなみに、私は店舗への持ち込みは考えていません。交通費や移動時間を考えると、コスパが悪いからです。「いつか、買い物のついでに……」なんて思っていたら、それこそ何年も経ってしまいます。
メルカリなどのフリマアプリに出品する方法もあります。たしかに、うまくいけば買取業者より高く売れるかもしれません。でも、写真を撮って、説明文を書いて、値下げ交渉に応じて、梱包して、発送して……。売れたあとに「思っていたのと違う」とクレームがくることもあります。そこまでの手間と気疲れを考えると、私は選びませんでした。
この記事では、自宅に居ながら使わない電子機器を処分する方法(宅配買取・回収サービス)について、私のやり方をお伝えします。
まずは”売れないか”を考えてみる
電子機器を処分するとき、まず考えたいのが「捨てる前に、売れないか?」ということです。使わなくなったスマホやデジカメ、パソコンでも、少しでも価値が残っていれば、思いのほかお金になることがあります。私も先日、使わなくなった家族のスマホが8,000円で売れて、ちょっと得した気分になりました。ゴミとして処分してしまう前に、一度買取に出してみるのがおすすめです。
どこで買い取ってもらえるの?
私が利用している買取サービスは、主にイオシスとJan-gleです。それぞれ買取の得意分野がありますが、ものによっては「どちらに売ればいいのか」迷う場合もあります。そんなときは、かんたんに見積もりを取って、概算の買取額が高い方にお願いしています。
なお、壊れて値段がつかないパソコンは、無料で回収してくれるリネットジャパンを使っています。
イオシス、Jan-gle、リネットジャパン
それぞれのサービスにどのような特長があるのか、どういった電子機器の処分に向いているのか、次の章でくわしく説明します。
それぞれのサービスの特長
イオシス|Apple製品に強い老舗の買取業者
創業30年以上の老舗で、全国に13店舗を展開している買取業者です。iPhone・iPad・MacBook・Apple WatchといったApple製品に強く、Androidスマホやパソコンも扱っています。
公式サイトで型番・色・状態を選ぶと、その場で見積額が表示されるのがわかりやすいところ。実際の査定額は商品を確認してから決まりますが、おおよその金額を事前に把握できます。
もうひとつの特長は、手続きのスピードです。希望すれば申し込みの翌日に集荷に来てくれますし、商品到着後の査定・入金も早いと案内されています。
【向いているもの】iPhone、iPad、MacBook、Apple Watch、Androidスマホ、パソコン
Jan-gle(ジャングル)|デジカメやゲーム機も幅広く買取
パソコン・スマホ・デジカメ・ビデオカメラ・ゲーム機本体・ゲームソフト・液晶テレビ・オーディオ機器まで、デジタル機器を幅広く買い取ってくれる専門業者です。
大きな特長は「交渉大歓迎」を掲げていること。他店の査定価格の方が高ければ、相談に応じてくれるそうです。
また、パソコンのデータ消去は専門スタッフが専用作業場で行ってくれるので、自分で消去する手間がありません。
【向いているもの】カメラ、デジカメ、ビデオカメラ、ゲーム機、パソコン、オーディオ機器
リネットジャパン|壊れたパソコンを無料で回収
環境省から認定を受けた、国認定のパソコン回収事業者です。全国の自治体と連携しています。
いちばんの特長は、壊れたパソコンでも無料で回収してくれること。買取ではないのでお金はもらえませんが、値段がつかないパソコンの処分先として頼りになります。家にある段ボールに入れて送るだけで、新聞紙やプチプチなどで梱包する必要もありません。
さらに、パソコンを1台入れておけば、同じ箱に小型家電を何点入れてもOK。ただし、パソコンを含まない場合は有料(1箱1,650円前後)になるので注意が必要です。
データ消去は、有料でお願いすることもできますし(1台につき税込3,498円)、自分で行えば無料で済ませることもできます。回収を申し込むと、通常は数千円するレベルのデータ消去ソフトを無料でダウンロードできるからです。費用を一切かけずに、データを安全に消去したい人にとくにおすすめです。
【向いているもの】壊れたパソコン、古すぎて値段がつかないパソコン、パソコンと一緒に処分したい小型家電
3社をくらべてみました
ここまで3社の特長をお伝えしてきましたが、「結局、どこがどう違うの? 頭が混乱してきた」と思われた方もいるかもしれません。集荷の方法や、データ消去をどうするかなど、実際に利用するときに気になる部分を表にまとめました。
| 項目 | イオシス | Jan-gle | リネットジャパン |
|---|---|---|---|
| サービスの種類 | 買取 | 買取 | 無料回収 |
| サービスの特長 | 主にApple製品の買取に強み | 買取ジャンルが幅広い | 壊れたパソコンを無料回収 |
| 集荷・発送方法 | 宅配業者が自宅まで集荷 | 宅配業者が自宅まで集荷 | 宅配業者が自宅まで集荷 |
| 段ボールや緩衝材の用意 | 不要 | 不要 | 段ボール→必要/緩衝材→不要 |
| 見積もりの取り方 | 公式サイトで情報を入力して確認 | 公式サイトで情報を入力して確認 | / |
| 本人確認書類提出のタイミング | 買取依頼時(公式サイトで画像をアップロード) | 買取希望商品を送付するとき(コピーを同封) | 必要なし |
| 査定・入金 | 早いと案内されている | 買取成立後、当日〜3日(土日祝を除く)で振込 | / |
| キャンセル時の送料 | 原則イオシス負担 | 自己負担(着払いで返送) | / |
| データ消去 | 業者側で実施 | 業者側で実施 | 自分で行う(無料の消去ソフトあり)または有料依頼も可(税込3,498円) |
あなたが処分したいものは何ですか?
では、あなたが処分したいものは何ですか? 当てはまるものからご覧ください。
① デジカメ・ビデオカメラ・ゲーム機を処分したい
ー▶ Jan-gleに買取を依頼しましょう
Jan-gleは、デジカメやビデオカメラ、ゲーム機などを高値で買い取ってくれます。もし壊れたパソコンも一緒に処分したい場合は、同じ箱に同梱してOK。買取値がつかなくても、データはJan-gleが消去してくれるので安心です。
② Apple製品(Mac・iPad・iPhone・Apple Watchなど)を処分したい
ー▶ イオシスに買取を依頼しましょう
イオシスは、Apple製品を高く買い取ってくれる老舗の業者です。Apple公式サイトに下取りを依頼するよりも高値での買い取りが期待できます。
③ スマホ(Android)を処分したい
ー▶ イオシスとJan-gle、両方で見積もりを取りましょう
イオシスとJan-gle、どちらに買取をすればよいか分からない場合は、それぞれの公式サイトで簡単に見積りをとってみましょう。機種の種類やキャンペーンの実施などにより、買取額に大きな差が出る場合があります。
④パソコン(Windows)を処分したい
まず、そのパソコンは電源が入って、初期化できますか?
- はい(電源が入り、初期化できる)
ー▶ 見積もりを取って買い取ってもらう
イオシス、Jan-gleで見積もりを取りましょう。
公式サイトでメーカー・品名・スペックなどを入力すると、概算の見積額が表示されます。 - いいえ(電源が入らない・初期化できない)
ー▶ リネットジャパンで無料回収
買取額がつかないパソコンは、リネットジャパンの無料回収サービスが便利です。家にある段ボールに入れて送るだけです。プチプチなどを巻いて梱包する必要もありません。同じ段ボールに不要な家電なども一緒に入れられます。
見積もりをとるのは簡単です
「見積もりをとる」というのは、少し大げさな表現かもしれません。「買取金額を調べる」と言った方が近いでしょう。
調べる方法は、イオシスやJan-gleの公式サイトで、商品の情報(メーカーや品名、型番、スペックなど)を入力するだけ。とても簡単で、すぐに買取額を確認できます。
ただし、そこで表示されるのは上限額です。入力した商品情報が正しかったとしても、業者が実際に査定してみて、傷や汚れがあったり、動作の不具合や隠れたトラブルが見つかったりすれば、買取額が下がることもあります。
また、買取業界の市場価格は日々変動しています。買取額を調べてから発送するまでに日数が空いてしまうと、その間に新機種が発表されたり、市場に同じ中古品が溢れたりして、買取相場自体が下がってしまうこともあります。
査定結果に納得がいかずキャンセル・返送となった場合、業者によっては送料がかかります。
●イオシス買取額の確認場所

●Jan-gle買取額の確認場所

買取に出す前にやっておくこと
申し込む前に、いくつかやっておきたいことがあります。ひと手間かけるだけで、買取額が上がったり、トラブルを防げたりします。
① 大切なデータのバックアップを取る
いちばん最初にやるべきことです。写真や連絡先、アプリのデータなど、必要なものは必ず別の場所に移しておきましょう。一度手放してしまうと、二度と戻ってきません。
② アカウントのロックを解除する
これを忘れると、買取そのものができません。
- iPhone・iPad:「iPhoneを探す」をオフにして、Apple IDからサインアウトする(アクティベーションロックの解除)
- Android:Googleアカウントからログアウトする
ロックがかかったままだと、業者は端末を初期化できないため、「買取不可」として返送されてしまいます。
③ 本体を初期化する
バックアップとロック解除が済んだら、初期化します。個人情報を渡さないためにも、自分で消してから送るのが基本です。
初期化の手順は機種によって異なります。「(機種名) 初期化」で検索すれば、メーカーの公式サポートページが見つかります。それでも分からないときは、ChatGPTなどのAIに品名や型番を伝えて聞いてみるのも一つの方法です。
④ SIMカード・SDカードを抜く
意外と忘れがちです。カードは本体とは別のものなので、必ず抜き取ってから送りましょう。
⑤ 付属品をそろえる
箱、充電器、ケーブルなど、購入時の付属品が揃っていると買取額が上がることがあります。逆に、欠品があると減額の対象になります。押し入れの奥に箱が残っていないか、探してみる価値はあります。
⑥ 本体をきれいにする
指紋や汚れを、めがね拭きなどの柔らかい布で拭いておきましょう。見た目の印象が良くなるだけでなく、汚れの下に隠れていた傷が「汚れ」と誤解されるのを防げます。ただし、無理にこすると新しい傷がつくので、優しく拭く程度で十分です。
まとめ|電子機器の処分は、思っているよりずっと簡単です
「どこに頼めばいいのか分からない」——その迷いさえ解消できれば、電子機器の処分は驚くほどあっさり終わります。
- カメラ・デジカメ・ゲーム機なら → Jan-gle
- Apple製品なら → イオシス
- Androidスマホ・パソコンなら → イオシスとJan-gleで買取額を調べて、高い方へ
- 壊れたパソコンなら → リネットジャパンで無料回収
どのサービスも、自宅にいながら手続きが完結します。宅配業者が家まで取りに来てくれるので、重い機器を持って出かける必要もありません。
押し入れの奥で何年も眠っていたものが片付くと、部屋も気持ちもすっきりします。しかも、うまくいけば臨時収入まで。まずは買取額を調べるところから、始めてみてください。

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